洗濯機を買い替える際、「古い洗濯機をどう処分すればいいのか」と悩む方は多いでしょう。
本記事では、ヤマダ電機での洗濯機処分方法をはじめ、費用の詳細や他の処分手段までをわかりやすく解説します。
役立つ内容ですので、ぜひ参考にしてください。
- ヤマダ電機の洗濯機処分
- 他の家電量販店での処分手段
- ヤマダ電機の引き取り料金
ヤマダ電機で洗濯機を処分する6つの方法

ヤマダ電機では、家電リサイクル法に基づいた適正な洗濯機の処分方法が用意されています。目的や状況に応じて6つの方法から選べます。
費用や手間、タイミングを考慮して、自分に合った方法を選びましょう。
お店で洗濯機を買い替える
最も一般的なのが、ヤマダ電機のお店で新しい洗濯機を購入する際に、古い洗濯機を引き取ってもらう方法です。リサイクル料金と収集運搬料を支払えば、配送員が洗濯機を回収に来てくれます。
購入と処分を同時に行えるため、手続きがスムーズで時間の節約にもなります。ただし、新しい製品の配送先と回収する洗濯機の住所が違う場合は、2,750円(税込)が別途必要になります。
引越し時に洗濯機を買い替えて、退去する際に回収を依頼する場合は注意してください。別途2,750円(税込)を支払わなければなりません。
ヤマダウェブコムで洗濯機を買い替える
ネット通販「ヤマダウェブコム」でも、注文時に「リサイクル回収あり」を選択すれば、配送のスタッフが新旧の入れ替えを行います。
店頭申し込みとは違い、配送先と回収先を別に指定することができないので、注意してください。
家電買取キャンペーンを利用する
ヤマダ電機では不定期的に「家電買取キャンペーン」を実施しており、状態の良い洗濯機は買い取ってもらえることがあります。
リサイクル料金を実質的に支払わずに済むケースもあるため、まだ使用可能な洗濯機をお持ちの方はチェックしておきましょう。
買取製品の条件があらかじめ公開されていることがあるので、持っている洗濯機が対象製品にあたるか確認してからキャンペーンを利用したい旨を伝えましょう。
下取り値引きを利用する
ヤマダウェブコムでは、販売している洗濯機のいずれかに「下取り値引き」を実施しているケースがあります。
下取り対象条件を満たすと、リサイクル処分費用を抑えられるのが大きなメリットです。
ただし、すべての洗濯機に下取り値引きが実施されているわけではありません。コスパ重視の買い替えを考えている方におすすめの方法です。
店頭に持ち込む
買い替えなくても、最寄りのお店に洗濯機を持ち込んで処分してもらうことが可能です。
スタッフの指示に従い、リサイクル料金と収集運搬料を店頭で支払います。
ただし、フランチャイズ店などでは受付してもらえないケースが多いので、事前の確認が欠かせません。
訪問回収を依頼する
自宅から洗濯機を運び出せない場合は、ヤマダ電機の「訪問回収サービス」を利用することをおすすめします。
電話、あるいはお店で利用を申し込んで回収の日程をすり合わせましょう。当日スタッフが自宅まで引き取りに来てくれます。
運搬が難しい場合に最適な方法です。
2,750円(税込)が必要になります。運搬や搬出に自信がない場合は、無理をせず依頼することをおすすめします。転倒やけがの恐れがある方は相談してみましょう。
ヤマダ電機で洗濯機を処分する際にかかる費用

ヤマダ電機で洗濯機を処分する場合、3つの費用が発生します。
3つのうちリサイクル料は家電リサイクル法に基づいて定められた料金であり、全国一律です。
新しい洗濯機への買い替え時や、単独での処分依頼など、利用方法によって金額が変動します。
リサイクル料
洗濯機のリサイクル料は、メーカーごとに決められた全国統一料金です。
たとえば、パナソニック・日立・東芝などの主要メーカーでは、2,500円〜3,300円(税込)程度が一般的です。費用は家電リサイクル券を通じて支払われ、洗濯機の再資源化に充てられます。
| 区分 | 対象メーカー | リサイクル料(税込) |
|---|---|---|
| A・Bグループ | パナソニック/パナソニック(三洋)/東芝ライフスタイル/LG Electro/大阪ガス/東京ガス/日立グローバルライフ/シャープ/三菱電機/富士通ゼネラル/良品計画/リンナイ/ハイアールジャパン/アクア/ハイセンスジャパン/コロナ | 2,530円 |
| 指定法人 | ツインバード工業/ツナシマ商事/ミーレ・ジャパン/メイコー・エンタ/ツナシマハウスウエア/三ツ星貿易/日本ゼネラル/ジンアンドマリー/アズマ/エスケイジャパン/テクタイト/アルミス/山善/ベルソス/シービージャパン/ノジマ/アイリスオーヤマ/A-Stage/ベステックグループ/ニトリ/ウィンコド/三金商事/ケーズウェーブ/サンコー/モダンデコ/TOHO/エレクトロラックス/イー・エム・エー/イデアルリビング/ティーズネットワーク/ドウシシャ/マクスゼン/指定法人(その他) | 3,300円 |
| ヤマダデンキ製品 | ヤマダHD | 2,805円 |
| サムスン電子ジャパン | サムスン電子ジャパン | 2,640円 |
収集運搬料
ヤマダ電機では、どんなメーカーの洗濯機でも2,500円(税込)となっています。
収集運搬料は、家電量販店ごとに違う価格設定がされています。
訪問回収料
自宅までスタッフが訪問して回収を行う場合には、別途「訪問回収料」がかかります。
洗濯機を屋内から運び出す際の作業費用にあたるもので、2,750円(税込)です。
ただし、搬出経路が狭い、階段作業が必要などの場合は、追加で費用が生じることもあります。電話やネットから申し込む際に、現地の状況を伝えて見積もりを確認しておくと安心です。
ヤマダ電機で洗濯機を処分するメリットとデメリット

ヤマダ電機では、家電リサイクル法に基づいた適正な処分が行えるため、安心して洗濯機を引き取ってもらえます。
店頭・ウェブ・訪問回収など複数の方法から選べる点も魅力ですが、一方で費用や日程調整など注意すべき点もあります。ヤマダ電機で洗濯機を処分する際のメリットとデメリットをそれぞれ整理して紹介します。
メリット
- 家電リサイクル法に基づく正規処分で安心して依頼できる
- 新規購入と同時に引き取り手続きまで一括で完結できる
- 店頭・ウェブ・訪問回収など選べる手段が多い
- リサイクル券の発行や支払いが店頭/オンラインで完結
- 下取りキャンペーン活用で実質0円になる場合がある
デメリット
- リサイクル料+収集運搬料などで最低でも数千円の費用が必要
- 申し込みから回収まで日数がかかる
- フランチャイズは持ち込み非対応のため事前確認が必要
- 製造5年以上の洗濯機は下取り対象外になりやすい
- リユース希望の場合は買取専門店の方が有利なケースもある
ヤマダ電機以外で洗濯機を処分する方法

ヤマダ電機のサービスを利用しない場合でも、洗濯機を適切に処分する方法はいくつかあります。
それぞれに費用や手間、利便性の違いがあるため、自分の状況に合った方法を選ぶことが大切です。
指定引取場所へ運び込む
家電リサイクル法に基づき、洗濯機は指定引取場所へ直接持ち込むことができます。
リサイクル券を郵便局で購入し、近くの引取所(運送会社やメーカー指定倉庫など)に搬入します。
ただし、運搬は自己負担となるため、車を持っている人や力作業が可能な方に適した方法です。
- 家電リサイクル券を購入する
郵便局で家電リサイクル券を購入し、料金を払い込みます。メーカーや型番などメモにとって、郵便局で購入しましょう。 - 家電リサイクル券を貼り付ける
処分する洗濯機に購入した家電リサイクル券を貼り付けます。 - 指定引取場所へ運搬する
処分する洗濯機を車に積み込み、指定引取場所まで運搬します。指定引取場所に到着したら係員の指示に従って下ろします。
他の家電量販店で処分する
洗濯機を処分できる家電量販店は、ヤマダ電機だけではありません。
ケーズデンキやエディオンでも処分できる引き取りサービスが設けられています。ヤマダ電機同様に、リサイクル料は変わりありませんが、収集運搬料は店舗ごとに定められるため違いがあります。
| 店舗 | リサイクル料 | 収集運搬料 | 合計 |
|---|---|---|---|
| ケーズデンキ | 2,530円 | 2,750円 | 5,280円 |
| エディオン | 2,530円 | 2,750円 | 5,280円 |
| ジョーシン | 2,530円 | 1,650円〜3,300円 | 4,180円〜5,830円 |
フリマアプリやリサイクルショップで売却する
まだ動作する洗濯機であれば、リサイクルショップやフリマアプリで売却するのもおすすめです。
需要の高いドラム式や最新モデルであれば、高値で引き取ってもらえる場合もあります。出張買取を実施している店舗も多く、手間をかけずに処分と収益化が可能です。
ただし、年式が古い・状態が悪い場合は買取不可となることもあるため、事前に査定できるか問い合わせておくと安心です。
不用品回収業者を利用する
運搬が難しい場合や急いで処分したい場合は、不用品回収業者の利用が便利です。自宅まで回収に来てくれるため、搬出や運搬の手間が一切かからないのが特徴です。
料金相場は高いですが、即日対応してくれる業者や買取を実施している業者もあります。
まとめ
洗濯機の処分は、ヤマダ電機をはじめとする家電量販店のリサイクルサービスのほか、指定引取場所への持ち込みや不用品回収業者の利用など、複数の選択肢があります。
費用を抑えたいなら持ち込み、手軽さを重視するなら回収サービスがおすすめです。状態が良い製品はリユースに回すことで、処分費用をかけずに有効活用できます。
目的に合わせて最適な方法を選び、環境にも優しい処分を心がけましょう。
