オーブンレンジの処分にお困りの方はいませんか。
この記事ではヤマダ電機でオーブンレンジを処分する方法から処分費用までわかりやすく解説します。
ヤマダ電機でオーブンレンジを処分できる?
ヤマダデンキ店内掲示の小型家電リサイクル案内(一例: 電子レンジの回収料金は税込1,100円)。
不要なオーブンレンジや電子レンジ、スチームオーブンなどの処分はヤマダ電機で可能です。
これは新品への買い替えを伴わない「処分のみ」の依頼でも利用できます。
ヤマダ電機は各店舗で小型家電リサイクル法に基づく回収サービスを行っており、家庭用の電子レンジ類であれば引き取り対象となります。
店舗に持ち込む方法と、自宅へ回収に来てもらう方法の2通りがありますが、訪問回収は別途出張費用がかかるため基本は店頭持ち込みがお得です。
ヤマダ電機では、自社で購入したかどうかに関係なく小型家電を回収してもらえるため、引っ越しや買い替え時に古いレンジの処分先として全国的によく利用されています。
ただし業務用の大型レンジやオーブンは対象外ですので注意しましょう。
またヤマダ電機には買取サービスもあり、製造後おおむね7~8年以内で正常動作品なら下取り査定がつく場合があります。
条件を満たせば10円程度でも買い取ってもらえ、処分費用をかけずに済むケースもあります。
動作品の場合は処分ではなく買取も検討すると良いでしょう。
ヤマダ電機以外の家電量販店でオーブンレンジを処分できる?
ヤマダ電機以外の家電量販店(エディオン、ケーズデンキ、ヨドバシカメラ、コジマ、ビックカメラ、ジョーシン)でも、不要になったオーブンレンジや電子レンジの回収サービスを行っています。
それぞれ処分方法や費用に違いがあるため、最新情報を比較してみましょう。
店舗名 | 処分料金(税込)※店頭持込時 | サービス・条件などの補足 |
---|---|---|
ヤマダ電機 | 1,100円(1台) | 小型家電リサイクル回収サービス。段ボール1箱まとめて回収1,650円プランもあり。 |
エディオン | 550円 | 対象は3辺合計120cm・重量10kg以下の電子レンジ。一部店舗限定サービス。 |
ケーズデンキ | 2,200円 | 回収のみの有料サービス。店頭持込/訪問回収あり(訪問時は別途出張料)。 |
ヨドバシカメラ | 550~4,400円 | サイズ・重量に応じ料金変動(例: 150cm/20kg以下=1,100円)。配達同時回収なら出張料無料。 |
ビックカメラ | 無料※ / 1,958円 | 店舗購入で無料下取り(同種商品1点まで)。 |
コジマ | 無料※ / 1,958円 | ビックカメラグループのため内容同様。店舗購入時は無料引取、処分のみは1箱1,958円。 |
ジョーシン | 550円(電子レンジ) 1,100円(オーブンレンジ) |
店頭持込または配達同時引取で回収。大型のオーブン機能付きは1,100円。 |
※「無料」のサービスは新品買い替え時に限り適用される下取り条件です。
いずれの店舗も基本的に家庭用(一般家庭サイズ)のレンジのみが対象で、業務用機器は除外されています。
上記のように、費用面ではエディオンやジョーシンが550円~と安価なのに対し、ケーズデンキやヨドバシカメラでは2,000円超の設定となっています。
一方、ビックカメラ(コジマ)は条件付きで無料になる点が特徴的です。
それぞれのサービス内容をもう少し詳しく見てみましょう。
エディオンの場合
エディオンでは一部の直営店舗にて、不要家電の店頭リサイクル回収サービスを行っています。
電子レンジ(オーブンレンジ含む)は所定の小型サイズ内であれば550円(税込)で引き取り可能です。
具体的には「縦+横+高さの合計120cm以下かつ重量10kg以下」という基準があり、一般的な単機能レンジならほぼ対象範囲です。
店舗に持ち込んで依頼し、その場でリサイクル料550円を支払えば処分完了となります。
※フランチャイズ店など一部店舗では実施していないため、事前に公式サイト等で対応店舗を確認してください。
新品購入を伴わない処分のみのサービスですが、料金が安く設定されている点が魅力です。
ケーズデンキの場合
ケーズデンキでも電子レンジやオーブンレンジの回収サービスがあります。
リサイクル回収料金は一律2,200円(税込)と設定されており、店頭持ち込みで引き取ってもらえます。
新品への買い替え有無に関わらず料金は基本同じで、無料回収のキャンペーン等は実施されていません。
自宅への訪問回収も可能ですが、その場合は別途出張料金が発生するため割高になります。
そのため、近くに店舗がある場合は自分で持ち込む方が費用を抑えられます。
なおケーズは値引き交渉などで有名ですが、不要レンジの下取り値引きサービスは基本的に行っていない点に注意しましょう。
ヨドバシカメラの場合
ヨドバシカメラでは独自の小型家電リサイクル回収サービスを提供しています。
他店と異なり、処分料金は機器のサイズ(三辺の合計)と重量によって細かく段階設定されています。
たとえば100cm以内・10kg以下なら550円、150cm以内・20kg以下なら1,100円という具合で、大きさに応じて550円・1,100円・2,200円・4,400円と料金が上がります。
一般的な電子レンジ(オーブン機能なし)であればサイズ的に550円〜1,100円程度で収まるケースが多いようです。
回収方法は店頭持ち込みのほか、希望すれば自宅への訪問回収も可能です。
ただし不要品の回収だけを依頼する場合は出張費2,200円が別途かかるため、やはり店頭に自分で持ち込むか、新品配達のタイミングで引き取ってもらう方がお得です。
なおヨドバシでは宅配便による小型家電回収サービス(リネットジャパン提携)も実施しており、段ボール1箱にまとめて送る方法も選択できます。
ビックカメラ/コジマの場合
ビックカメラとコジマ(ビックカメラグループ)は共通の下取りサービスを展開しています。
新品への買い替え時に限り、購入した店舗で不要になった電子レンジ・オーブンレンジを1台無料で引き取ってもらえるのが最大の特徴です。
条件として、店頭で同種の商品(レンジ系)を税込5,500円以上購入し、購入品1点につき処分品1点まで無料回収となります。
故障して動かない古いレンジでも対象です。
ただし店舗購入限定のサービスで、ビックカメラ.comなどネット通販で買った場合は適用されません。
買い替えではなく処分のみを依頼したい場合は、ビックカメラグループでは宅配回収サービス(有料)を提供しています。
これは「小型家電リサイクル回収利用券」(リネットジャパン提供)を税込1,958円で購入し、送られてきた専用伝票を使って不要家電を段ボール1箱分まとめて発送する方式です。
箱のサイズは3辺合計160cm・重量30kg以内なら何点入れても料金は1箱分で済みます。
宅配業者が自宅まで集荷に来てくれるので手間がかからず、レンジ以外の小型家電もまとめて処分したいときに便利です。
ジョーシン(上新電機)の場合
ジョーシンでも不要家電のリサイクル回収サービスを行っています。
店頭に直接レンジを持ち込んで引き取ってもらう方法と、ジョーシンで新品を購入して配達してもらう際に同時回収してもらう方法があります。
料金は電子レンジなら550円(税込)、オーブンレンジなら1,100円(税込)です。
オーブン機能付きは本体が大型になるため料金が少し高く設定されていますが、それでも1,100円と比較的リーズナブルです。
他店購入品でも引き取ってもらえますが、新品配達と同時回収を依頼する場合は事前申込が必要で、状況によっては収集運搬の手数料がかかる場合があります。
基本的には店頭持ち込みなら表示のリサイクル料のみで処分できます。
なおジョーシンでも法人向けや業務用の機器は対象外で、一部取り扱いのない店舗(郊外の小型店やジョーシンweb等)もあるので注意してください。
ヤマダ電機でオーブンレンジを処分する際の費用と方法
ヤマダ電機の小型家電回収サービスを利用する場合、処分費用は電子レンジ1台あたり1,100円(税込)です。
店頭のサービスカウンターで申し込みを行い、料金を支払えば引き取ってもらえます。
この料金にはリサイクルに必要な費用と店頭での収集運搬コストが含まれており、自治体の粗大ごみ処分よりはやや高めですが手軽に確実に処分できるメリットがあります。
もし処分したい小型家電が複数ある場合は、ヤマダ電機指定の段ボール箱にまとめて詰めて回収してもらう方法もあります。
箱のサイズは約幅59×奥行49×高さ47cmで、この1箱に入るだけ入れて1箱あたり1,650円(税込)という一括回収サービスです。
電子レンジ単体なら1,100円ですが、例えば電子レンジと古いドライヤーやケトルなど他の小型家電もまとめて処分したい場合は、この箱詰めプランを使うとトータルの処分費用を抑えられるでしょう。
ヤマダ電機に持ち込むのが難しい場合は、自宅への訪問回収(出張引き取り)を依頼することも可能です。
ただし回収のみを目的に自宅訪問してもらう場合は、上記のリサイクル料金に加えて別途2,750円前後の訪問回収手数料が発生します。
例えば電子レンジ1台だけを引き取りに来てもらうと合計で約3,850円程度になる計算です。
これはかなり割高なので、ヤマダ電機で新品の家電を購入する予定がある場合は配達時に古いレンジを回収してもらう方法がおすすめです。
その場合は訪問手数料が不要になり、リサイクル料相当の1,100円だけで処分できます。
実際、ヤマダ電機で買い替えするタイミングに回収を依頼すれば、重いレンジを自分で店舗まで運ぶ必要もなくなり一石二鳥です。
まとめると、ヤマダ電機での処分費用は店頭持ち込みなら1,100円、出張回収の場合は1,100円+出張費となります。
少しでも安く済ませたい場合は、自力で店舗に持ち込むか、新品購入時の配達と連動して回収してもらうと良いでしょう。
なおヤマダ電機の買取キャンペーン適用となれば費用負担どころかプラスになる可能性もあります。
製造年数が新しめで状態の良いオーブンレンジであれば、事前に買取査定サービスを試してみるのも一つの方法です。
オーブンレンジを無料で引き取りしてもらえる?お得な処分方法
オーブンレンジや電子レンジの処分にかかる費用は、方法によっては無料または最小限に抑えることも可能です。
以下に、リサイクル券を購入したり高額な回収費を支払ったりせずに済む主なパターンを紹介します。
- 新品買い替え時の下取りサービスを利用する: ビックカメラやコジマでは店舗で新しく電子レンジ類を購入すれば、不要になった旧レンジを追加費用なし(無料)で引き取ってもらえます。これは店舗独自の下取りサービスで、購入品1点につき処分品1点が対象です。同様に、ノジマでは会員登録が必要ですが新品購入から30日以内であれば同等商品を無料回収するサービスがあります(※ノジマは今回調査対象外でしたが参考情報)。このように買い替え先の量販店のサービスをうまく使うと処分費0円で済ませられます。
- 小型家電の買取や下取りキャンペーンを活用: ヤマダ電機のように古いレンジを買い取ってくれるサービスがある場合、動作品なら下取り値引きやポイント還元が受けられることがあります。例えばヤマダでは製造7年以内程度で正常動作する機種なら数百円~数千円の査定が付くケースもあります。買取対象になればリサイクル券も不要で、逆にお金を得て処分できるため非常にお得です。単機能レンジなどは金額が付かない場合も多いですが、「10円でも買取可能な場合あり」という記載もあるので、一度査定してもらう価値はあるでしょう。
- 自治体の粗大ごみ回収を利用する: お住まいの自治体によっては、電子レンジを粗大ごみまたは不燃ごみ扱いで収集してくれることがあります。多くの自治体では予約制の粗大ごみ収集に出す形となり、その際の処分手数料は数百円程度(400~1,000円前後)と安価です。例えば横浜市や川崎市では電子レンジの粗大ごみ手数料は500円、大阪市や練馬区では400円と設定されています。自治体回収の場合、家電リサイクル券は不要で所定の粗大ごみシール代のみです。ただし収集日程はこちらの希望通りにならなかったり、自宅玄関先まで自分で運び出す必要があるなどのデメリットもあります。急がない場合や費用を最優先する場合には検討しても良いでしょう。
- 宅配回収サービスや郵送買取を利用する: 不用品回収業者の中には、小型家電を箱に詰めて送ると送料無料・手数料無料で引き取ってくれるキャンペーンを行っているところもあります。例えば先述のビックカメラの宅配回収は有料ですが、一部の自治体提携のリサイクル事業者では無料回収の対象になっている場合もあります(スマートフォンや小型PC類が中心で電子レンジは対象外の場合も多いので要確認)。また、ジャパネットたかたでは対象商品の購入時に「引取無料」表示があれば古いレンジを0円で下取りしてくれるサービスもあります。このようにキャンペーンや提携サービスを上手に利用すれば費用負担なしで処分することも不可能ではありません。
以上のように、「買い替え先での無料引取」や「買取サービスの活用」がリサイクル券なし・追加費用なしでレンジを処分する鍵となります。特に量販店各社の下取りサービスは2025年現在かなり充実してきており、条件を満たせば古い電子レンジでもタダ同然で引き取ってもらえるケースが増えています。処分費用を抑えたい方はぜひ一度、お近くの店舗の下取り条件をチェックしてみましょう。
オーブンレンジの処分方法とまとめ
最後に、オーブンレンジや電子レンジを処分する際の注意点を整理します。
- 自治体ルールの確認: 電子レンジは家電リサイクル法の特定4品目(エアコン・テレビ・冷蔵庫・洗濯機)ではないため、自治体ごみとして出せる場合があります。しかし地域によって「不燃ごみで出せる」「粗大ごみ扱いになる」など扱いが異なります。誤った分別で出すと収集してもらえないので、必ず自治体の区分を事前に確認しましょう。
- 違法投棄の禁止・適切なリサイクル: オーブンレンジには金属や電子基板が含まれており、環境負荷の観点からも小型家電リサイクル法によるリサイクルが推奨されています。指定の方法以外で山中や路上に捨てたりすると法律違反となります。処分の際は、ここで紹介したような信頼できる方法(量販店回収や自治体回収など)で適切にリサイクルに回しましょう。
- 家庭用と業務用の区別: 家電量販店の回収サービスは家庭用(一般家庭で使われるサイズ・仕様)の製品のみ対象です。業務用の大型電子レンジやガス式オーブンレンジなどは引き取ってもらえないので、専門の産業廃棄物処理業者に依頼する必要があります。家庭用でも極端に大型・重量のある機種は事前に問い合わせておくと安心です。
- 安全対策と準備: 処分前にはレンジの中を空にし、皿(ターンテーブル)や汚れたクッキングシート等が残っていれば取り除いてください。特にスチームオーブンの場合は給水タンクの水を捨てて乾燥させておきましょう。持ち運ぶ際はコードを束ね、扉が開かないようテープで留めると安全です。重量があるので、無理せず二人以上で運ぶか台車を使うなどして怪我に注意してください。
- データや個人情報の心配は不要: 電子レンジにはスマート家電でもない限り個人データは保存されていません(調理履歴程度は気にしなくてOK)。処分前に特別なデータ消去作業は必要ありません。ただしオーブンレンジ本体に名前シールを貼っていた場合などは剥がしておくと良いでしょう。
以上、オーブンレンジや電子レンジの処分方法について最新情報を基に解説しました。費用をかけてでも確実に処分したい場合は量販店の回収サービスを、費用を抑えたい場合は買い替え時の下取りや自治体回収を活用するのがおすすめです。不要なレンジを放置せず適切に処分して、キッチンをすっきりさせましょう。処分方法ごとのメリット・デメリットを踏まえ、自分に合った方法で安全に処分してください。各社サービスは今後変更される可能性もあるため、利用前に最新の公式情報を確認することもお忘れなく。